【おすすめ!】人生に迷う20代半ば男が選んだ名作 ⑪ | 喜多川泰『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』
人生に迷える20代半ば男です。人生に迷いまくってます。「こんな仕事続くのかな」「定年までの長い間の人生これでいいのかな」「定年ってあるのかな」と不安に駆られた自分が「読んで良かった!」と思える本を紹介していきます。
第十一回はコレ
喜多川泰『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』
作者の喜多川泰さんは、本を執筆する前に学習塾を経営されていました。授業の前に喜多川さんの体験したことや人生訓などをお話されていたときに、塾生から「本を書いてみては」と言われ、執筆活動を始めたそうです。
まずはあらすじをご紹介~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自分のちっぽけなプライド(というかメンツ)を守るために、つい嘘をついてしまう男子高校生の主人公が「ディズニーランドに行ったことがある」という小さな嘘から始まった旅の物語。ディズニーランドに行ったのはいいが、家のある熊本に帰る飛行機を逃してしまい、何とかお金をかけずに帰ることに。主人公は、帰る途中に様々な人と出逢い、そしてその人達から色々なことを学んで、素直になっていき、人として成長していく。
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「旅は人を成長させる」とは色んなところでよく聞くことですが、まさにそのことが書かれている本です。旅自体も、予期せぬことが起こったり(自分のせいではないのに飛行機を逃したり、荷物が紛失したり)したら自分で対処するなど、少し大げさに言えば問題に対処する能力がつきます。
しかし、そのことよりも旅は、普段出逢わないような人と出逢うきっかけを作ってくれ、自分に新しい価値観をもたらしてくれます。
この物語でも、主人公は色々な悩みを抱えながらも懸命に人生を生きている人に教わり、その価値観に触れて成長していきます。
この本には色々な教えがあって、大人の人でも、そして若い人でも響くところがあります。自分も高校生のときに読んでいたら、「今頃は...」などと無駄で都合の良い後悔をしています。
教え、教えと書いていますが、説教くさいことは全くないです!そしてシンプルで力強いメッセージを、作者は最後に残しています。
P211「人生は誰と出会うかで決まるのです。」
人を、そして人との縁を大切にしていきたいですね。
あと「出逢い」と「出会い」って意味が違ったりするんですかね??
「出会い系サイト」はあっても「出逢い系サイト」は見ませんもんね。
もし、人生に迷っているあなた(迷っていないが面白い本を見つけたあなたも!)が「良かった!」って思える本があれば、ぜひコメント欄で教えてください!